深夜の訪問者 


 
 
深夜2時頃、部屋で受験勉強のために猛勉強してた。
突然部屋のドアをコンコンってノックされて
「A 、 お夜食持ってきたからドア開けなさい」
A君は母親に言われたんだと。
 
けどA君は区切りのいいとこで休憩したかったから断った。
「 そこに置いといてくれるだけでいいから 」
 
母親はそのまま階段を降りて下の部屋に
戻っていったようだ。
A君はまた勉強し始める。
 
3時頃にまた部屋のドアがノックされた。
「 A、オヤツ持ってきたからドア開けなさい 」
 
でもA君は、腹は減ってないし休憩するには
切りが悪かったため断った。
「 おやつなんて別にいいよ。寝てて 」
 
すると突然母親が気が狂ったかのように叫びだした!
「 うるさい!ここを開けなさい!!あけろ!あけろ!! 」
 
A君は母親の突然の豹変にビビッて、ドアを開けようと
したんだけど、嫌な予感がしたから開けなかった。
 
「 A…お願い。そこを開けてぇ…… 」
今度は涙声で懇願された。やっぱり嫌な予感がした。
しかし母親が泣いている。
 
開けなければ、そう思いA君がドアに近づいたその時。
 

 
背後の窓が”ガラッ”音を立てながら無造作に開けられた。
 
「 そこまでだ! 」
そこには近所に住む。
寺生まれで霊感が強いとの噂のTさんが。
 
Tさんは眠そうな顔をしながら部屋に入ってくると
「 破ぁ!! 」と叫んだ。
するとTさんが小脇に抱え持ってきていた枕が光った。
 
Tさんが枕をドアに向かって投げると。
ドアは物凄い力で殴られたように”ドカッ!”
という鈍い音を立てる。
「 ガンガン、五月蝿い。近所迷惑だぞ 」
 
あたりは静寂に包まれる。
突然のTさんの蛮行に真っ青になったA君は思い出した。
 
両親は法事で出かけ、田舎なので日帰りできないため
一晩泊まると言って言っていたことを!
 
さらに青くなり震えるA君。
Tさんは呪文を唱えながら怯えるA君の頭に手を置き、
爽やかに笑う。その時、A君は体が軽くなった気がしたそうだ。
「 無茶をするから性質の悪いのに狙われるんだぞ。
あまり根を詰めすぎるなよ。 」

 
そういうと来た時のように窓から帰って行った。
”お邪魔しました”の言葉を残して。
  
その後、A君は勉強もはかどり無事志望校に入学できたそうだ。
 
寺生まれはスゴイ!改めて俺はそう思った。
俺の頭も撫でてください!お願いします!!